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【シリーズ特集】建築のプロが選んだ究極の住宅とは?<第4回 住まいの選択肢を広げる、これからの家づくり>

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【シリーズ特集】建築のプロが選んだ究極の住宅とは?<第3回 性能とデザインを両立する建材選び>

 

全4回のシリーズ特集「建築のプロが選んだ究極の住宅とは?」。前回は、建材選びのこだわりと、築4年の住み心地・光熱費のリアルに迫りました。
 
金属サンドイッチパネルは今後、一般住宅を含めた建築分野で、どのように広がるのでしょうか。また、金属サンドイッチパネルの住宅で暮らしながら、建材について考えて来たサカイコンストラクション株式会社代表取締役の杉原美作保さんは、今後をどのように見据えているのでしょうか。最終回となる第4回では、一般住宅への普及の可能性と、杉原社長が描く今後の構想に迫ります。
 
一般住宅への普及は進むのか
 
――プロの目から見て、金属サンドイッチパネルが一般住宅に採用される機会は、今後増えていくと思いますか?
 
誰もが選ぶようになるというよりは、金属サンドイッチパネルの特性を理解した、デザイン性なども好む人に選ばれる建材として、採用される可能性はあります。しかし正直なところ、量産型の木造住宅では、採用されないのではないでしょうか。理由はふたつあり、ひとつは初期コストです。金属サンドイッチパネルを使用する際には、鉄骨造が必要となり、一般的な家づくりと比べると高額になります。もうひとつはデザイン面で、無骨でシンプルなのが魅力ではありますが、木のぬくもりを求めるような方には心に響きにくいかもしれませんね。
 
ただ、性能や素材そのものの価値は高いと思っています。私の周りにも、この家を見て「かっこいい」と言ってくれる人はたくさんいます。万人向けではないかもしれませんが、性能やデザインに魅力を感じる方には、強く支持される可能性を持った素材だと思っています。
 
――一方で、こうした特徴が広く知られることで、金属サンドイッチパネルを選択肢に入れる方が増える可能性もありそうですね。
 
そうですね。ただ、この建材の魅力はデザインだけではありません。使い方次第で、実用面でも大きなメリットのある建材だと思っています。私が聞いている範囲では、近年は職人不足や省人化のニーズ、熱中症対策への関心の高まりから、施工性や断熱性能に優れた金属サンドイッチパネルへの注目が増しているといいます。実際、かつてコンビニエンスストアなど、短工期と断熱性を重視する業態でいち早く採用されてきた実績もあります。住宅分野でも、その広がりの芽は少しずつ出てきているのかもしれません。
 
 

理想を突き詰めた先にある、これからの家づくり

 
――その広がりの先陣を切るのが杉原社長です。これからの社長の構想があれば教えてください。
やりたいことは明確で、金属サンドイッチパネルを使ったコンテナハウスを建てることです。5棟のコンテナハウスを五角形状に配置し、中央に屋根を設けて、みんなが集まれる場所にできたらいいですよね。工場で組み立てて現場に置くだけだから、施工もかなり早いはずです。一般的なコンテナハウスは外の暑さ・寒さの影響を受けやすいですが、このパネルは断熱性が高く、コンテナハウスの弱点を改善できます。海の家や宿泊施設など、デザイン性の高い施設にもできると思うんです。
 
パネルを使った集合住宅も建ててみたいですね。デザイン性のある3階建てのアパートとか、あってもいいんじゃないかなと。自社で企画から提案して、イソバンドやイソダッハの魅力を広める活動をしていきたいんです。
 
――とても楽しみです。コンテナハウスや集合住宅など、さまざまな構想をお持ちとのことですが、ご自身の住まいについてはいかがですか。今後、建ててみたい家のイメージはありますか?
 
実はあります。次に建てられるなら、終の棲家として、同じ素材で平屋を建てたいです。年齢を重ね、階段がきついと感じることもありますし(笑)。この家づくりの経験を活かして、さらに理想に近づけた家をつくりたい。それが夢ですね。
 
――最後に、メッセージをお願いします。
 
念願だったこのプロジェクトを実現できたのは、材料の供給から設計、施工に至るまで、多くの皆さまのお力添えがあったからこそです。心より感謝申し上げます。今回の挑戦を一つのゴールではなく新たなスタートと捉え、皆さまのご支援に応えるべく、次の企画の実現に向けて邁進していきたいと思います。
 
金属サンドイッチパネルは、これからの時代にさらに注目される素材だと思います。少しでも気になったら、ぜひこの素材の詳細や、扱っている会社を調べてみてください。
 
サカイコンストラクションにお問い合せいただければ、私がどこへでも建てに行きますよ!
 
 

【シリーズ特集】まとめ

 
工場や倉庫に使われる建材を、自宅に全面採用する。この極めてまれな決断を下したのは、「製品を売る人」ではなく、30年以上この素材を張り続けてきた、「建築のプロ」でした。良いところも弱点も知り尽くしたうえで、あえて選ぶ。住んでから見つかった気づきさえも、自分の家で検証し、次へ活かす。杉原邸は、ひとりのプロが理想を突き詰めた一例であると同時に、これからの家づくりの可能性を示す挑戦の場でもあります。
 
「絶対にいつか、金属サンドイッチパネルを使って家を建てたい」――若き日の決意を、30年かけて形にした住まい。シルバーに輝くその家は今日も、住まいの新しい選択肢を静かに提案しています。
 
サカイコンストラクション株式会社
代表取締役の杉原美作保さんのご紹介

 
建築板金業界で35年以上の経験を持つ。高校時代から父親の建築板金業を手伝い、卒業後に入社。全国でのパネル施工をはじめ、物流倉庫や工場、店舗、住宅など幅広い建築板金工事に携わる。35歳で「堺板金」として独立し、スタッフの増加と1級施工管理の資格取得を機に法人化。サカイコンストラクション株式会社を設立した。大阪府板金工業組合の理事も務める。自宅には、若い頃から憧れていた金属サンドイッチパネルを採用。長年思い描いてきた住まいを形にした。
 
イソバンド、イソダッハは日鉄鋼板(株)の登録商標です。
 
 

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