海外インテリアに学ぶホテルライクな寝室づくり
寝室をお気に入りの空間に
寝室は単に寝るだけの部屋と考えている人も多いかもしれません。しかし、本来は1日の疲れを取り、明日への活力を養うための大切な場所です。したがって、快適な住まいづくりをする上で、寝室は、どこよりもリラックスできて、ぐっすり眠れるお気に入りの空間にしたいですね。
そこで、寝室づくりのお手本にしたいのが、海外のインテリア雑誌やホテルのベッドルームです。特にホテルのベッドルームはおしゃれな空間ながら、旅の疲れをいやしゆったりとくつろげる工夫がされています。
そんな寝室をわが家で実現するためのアイデアをご提案します。
ポイントになるベッドヘッドとは?
部屋全体の壁や天井はプレーンでシンプルな色や柄に抑えれば、ベッドヘッドが寝室全体のポイントになるので、寝室のデザインが考えやすくなります。これを参考にして、例えば、ベッドヘッドの壁1面をアクセントカラーウォールとして色を変える、アクセントクロスとしてここだけ柄物の壁紙を貼る、などしてはいかがでしょう?
もしくは、お気に入りの絵画やポスターを飾るのもいいですね。アクセントカラーウォールと絵画のフレームをコーディネートしても楽しいでしょう。ベッドヘッドのデザインを決めたあとは、それに合わせてベッドリネンを選びます。ベッドは寝室の中で大きな面積を占めるので、ベッドヘッドとベッドがマッチしていれば、部屋全体にまとまりができます。
照明でムーディな演出を
おやすみ前には明るさを落とした方が落ち着きますし、寝つきにもよいので、照明もホテルライクにしたいですね。そこで、ベッドヘッドに間接照明を取り入れれば、寝室をとてもムーディに演出できます。間接照明でなくても、ベッドヘッド側に照明スタンドを置いたり、ベッドヘッドの壁にブラケット(壁つけ)タイプの照明を設置するのもよいでしょう。スタンドやブラケットタイプの照明器具はおしゃれなデザインも多く、選ぶのも楽しみです。
ただし、スタンドやブラケットを設置する場合は、ベッドから起き上がったときにじゃまにならないよう気をつけます。また、照明器具のデザインや大きさとベッドヘッドの絵画やクロスの柄などとのバランスや、実際に光が当たる方向にも注意が必要です。照明器具を選ぶときは、ショールームなどで実物を確認することをおすすめします。
リビングやダイニングは家族の共有空間であるのに対し、寝室は完全なプライベート空間ですから、個人の趣味や好みを100パーセント反映させることができます。海外インテリアを参考に、好きな色や柄を使って、お気に入りの寝室づくりを楽しみましょう。
■この記事を読んだ方はこんな記事もチェックしています■
▼あこがれの海外インテリアを上手に取り入れるには
▼外国風の住宅にするコツ
記事についてお気軽に
お問い合わせください。
閲覧履歴からあなたにおすすめの記事です。
-
日本の空き家問題とリノベーションの効果
日本では、空き家問題が年々深刻化しています。総務省が公開した2023年10月時点の住宅・土地統計調査によると、住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.8%であり、空き家の数も約900万戸と過去最多です。特に地方では…
-
沿岸地域で採用される屋根の特長とは?
みなさんは、一軒家の屋根を意識して観察したことはありますか? 屋根の形や材料は、場所ごとの環境によって需要が異なります。つまり、屋根には地域によって特色があるということ。そこで今回は、沿岸地域で採用されている屋根の特長を…
-
グランピングに欠かせない「ドームテント」のルーツ
近年、アウトドアの定番として急速に普及しているグランピング。テントや食材の準備をする手間がなく、快適でちょっぴり豪華なキャンプ体験ができるエンターテインメントです。実際に行ったことがなくても、ネットやテレビのニュースなど…