リフォームのトラブル事例集
リフォームのトラブルが急増
特に、訪問販売によるトラブルが急増しています。突然の訪問で屋根や外壁の不具合を指摘しリフォームを「即契約」させるケースが多いようです。
特に屋根などの場合は、本当にリフォームが必要かどうか素人では見極めるのがむずかしいことにつけこむのでしょう。
無用なトラブルを避けリフォームを成功させるために、リフォームのトラブル事例とその傾向と対策をお知らせします。
リフォームトラブルの傾向と対策を知ろう
屋根を塗り替えて1年も経たないうちに雨漏りがした、屋根の葺き替え工事をしてすぐに瓦がずれてしまったなど、ずさんな工事をされた。
<傾向と対策1>
ミスによる不具合であれば、一般的にはどの業者でも補修をしてくれます。しかし、残念ながら、手抜き工事をする業者もいます。屋根や床下などの場合、工程のどこで手抜きをしているか素人では見分けるのは困難です。
そこで、施主自ら確認しづらい部分の工事については、下処理の段階から作業の過程を撮影し、画像とともに報告してもらいましょう。良心的な業者なら応じてくれますが、これを嫌がる業者は要注意です。
<事例2>
施工後に不具合があったので、補修を施工業者に依頼したが、対応してくれない。
<傾向と対策2>
こうしたケースでは、契約書を交わしていないことが多いようです。また、契約書に◯年保証とうたっていても、なにかと条件付きの場合もあります。契約書は必ず交わし、どのようなケースなら保証されるのか、されないのか、事前に確認しておくことが大切です。
<事例3>
訪問販売で格安料金を提示され即決したが、後になって相場よりも高い金額で工事内容もずさんなことがわかった。
<傾向と対策3>
元値をつり上げ大幅に値引きしているかのように見せかけるといった悪質な手法があります。また、実際に安い料金設定でも、材料費を抑えようと当初の説明とは違うグレードの低い材料を使う業者もいます。最初は格安料金を設定し、次から次に不要な工事を勧めることも。
いずれも、訪問販売で即決をうながす業者は危険です。どんなに安い料金を提示されても、決してその場で契約してはいけません。
リフォームのトラブル防止のために大切なこと
依頼する業者を決めたら、必ず契約書を交わします。工事が始まってから、工事内容の変更や追加工事が発生した場合、追加料金のあるなしを確認し契約書を変更するか新たに作るべきです。
また、工事の途中や終了後、疑問があれば、業者に説明を求めましょう。納得できないことがあれば、引渡しや工事完了の書類に判を押してはいけません。
住宅を長持ちさせ、いつまでも快適に暮らすには、適切なメンテナンスやリフォームが欠かせません。しかしながら、悪質な業者に手抜きやずさんな工事をされては、かえって家を傷めてしまいます。リフォームで後悔しないためにも、以上を参考に優良な業者をみつけてくださいね。
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