外国風の住宅にするコツ
外国風の住まい作りのポイントは日本との違い
海外の映画やドラマに出てくるインテリアにあこがれる人は少なくないと思います。自宅をリフォームすることになったら、外国風のおしゃれな住まいにしたいと思う人もいることでしょう。そのためのコツについて知っておきたいものです。
その前に、映画などで見る外国の家は日本とはどう違うのかを知ることが大切です。日本と外国の家の内装の違いは、大きくはこの3点に集約されます。
・カラーコーディネート
・照明のタイプ
・室内空間の広さ・高さ
これらのポイントに注意し、内装プランを考えればいいのです。
そうはいうものの、色と照明はまねできても、部屋の広さや天井の高さを変えるのはむずかしいかもしれません。
海外のような屋根裏むき出しの広いスタジオタイプのリビングや間接照明と組み合わせた折り上げ天井はあこがれの的ですが、これを日本の既存の住宅で実現しようとすると、間取り変更や吊り天井をはずす工事が必要になる可能性が高いでしょう。そこまで大がかりなことはできないといったケースもあります。
しかし、そんな場合でも、実は、色と照明の使い方で、外国のように開放感ある室内空間を演出できます。つまり、外国風の住宅にするには、カラーコーディネートと照明プランが決め手なのです。
外国風の壁の色の取り入れ方
これをそのまま取り入れるのは勇気がいりますが、4面ある壁のうち1面だけ色を変えるアクセントカラーウォールはいかがでしょう?全体の壁が一般的な白でも1面だけ色を変えることで印象が大きく変わり、部屋を広く見せることができるのです。
例えば、このアクセントカラーウォールを濃い目のブルーやグリーン系にすると奥行き感が出ます。薄いオレンジやピンクなら、全体的に広く感じられます。
天井を高く演出する色使いとは
天井高を演出するには、天井には壁より薄い色、床には濃い色を使うのがコツです。壁の色が白や白に近い場合は、天井を薄いグレーにすると上方に向けて奥行き感が出ます。もし、天井に屋根勾配(斜めになっている面)がついているなら、そこも天井と同じ色にすれば部屋全体が広く見えます。
床の色はあまり濃すぎると合う家具が限られ、ホコリが目立つので、濃くなりすぎないよう注意しましょう。
おしゃれに広く見せるなら照明にもひと工夫
さらに、ぜひ取り入れたいのが間接照明です。
日本の住宅の照明は蛍光灯の直接照明が一般的ですが、海外、特に欧米では蛍光灯はほとんど使わず、間接照明が主流です。間接照明で壁を照らせば、部屋が広く見えます。
ただし、家事や勉強、食事などをするには、間接照明だけでは明るさが足りないこともあります。それには、ダウンライトや吊るタイプの直接照明と組み合わせましょう。間接/直接照明を組み合わせたり、異なる高さに照明を配置すれば、天井を高く見せることもできます。
ダイニングテーブルを照らすようにペンダント型の照明を設置すればお料理もおいしそうに見えます。お気に入りのコレクションを飾っている場所にスポットライトを当てるのもおしゃれです。
「外国みたいな家なんて、夢のまた夢」と思われていたかもしれません。でも、こうしてみると、ちょっとしたリフォームでできそうなこともありますね。
以上を参考に、おしゃれな住まい作りにチャレンジしてみませんか?
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