【シリーズ特集】編集部N、家を買う!①(きっかけ編)
「モダンな内装でおしゃれなリビングにしたい」
「キッチンは業務用のオーブンが入れられる広さで」
「3台停められる大きなガレージがほしい」
…など、マイホームの夢は広がります。しかし実際に家を建てるとなると、どこに相談すべきか、いつ何を決めるのかなど具体的なイメージがつかない方も多いのではないでしょうか。今回はそんな皆さんのお役に立つべく、実際に家を建てた本ROOFstyle編集担当Nへのインタビューを敢行!家を建てる上で知っておくと良いポイントを、購入検討から設計図完成までを中心に、全9回のシリーズ形式で紹介していきます。
【編集担当N プロフィール】
30代男性。都内の会社に勤務。
元の住まい:家賃12万円の賃貸マンション(通勤時間:20?30分程度)
家族:妻、子ども2人(4歳の女の子と1歳の男の子)
勤務状況:週5日勤務で土日祝はお休み
年収:400?500万円
趣味:ゲーム、子どもと遊ぶこと
そもそも家を買おうと思ったきっかけとは?
– 家を建てるのにはきっかけがあったんですか?
子どもが2人生まれて、住んでいる家が手狭になることがわかっていましたし、将来のことなど考えて引っ越しを検討し始めました。月々の出費でも、住宅を購入してローンを組んだ方が、今住んでいる賃貸物件よりも約50,000?60,000円安くなることがわかったんです。そこで、不動産情報サイトで家を探し始めました。
– どんな条件で探したんですか?
条件は3つありました。まず1つ目は、会社に通いやすい(通勤時間が短い、乗り換えが少ない)こと。とにかく通勤時間を減らしたいと思っていました。2つ目は、ローンを組めるであろう2,500?3,000万円前後で購入できる物件。金額の目安はウェブの簡単査定などで調べました。3つ目は、家の広さです。子どもが2人いるので、それぞれが部屋を持てるような間取りが良いと思っていました。
「環境の変化が、住宅購入のきっかけに」なる人は多いそう
全国的には6割以上が結婚や出産、昇進などをきっかけに住宅購入を検討するようです。人生のターニングポイントや家計の余裕が転機になることが多いとのこと。また、購入者の年代は30?40代が60%、住宅購入予算はおよそ半数が2,000?4,000万円。購入者の世帯年収は400?600万円程度と、編集担当Nの年齢と予算、年収は平均的です。
優先順位は通勤距離、価格、広さだったが……
– 最初から戸建てを探していたんですか?
はじめは千葉県のマンションを探し始めました。ローンを組めそうな金額だと都内は難しくて、出身地でもあるので東京から離れるなら千葉方面と考えていました。いろいろなサイトなどを調べていると、船橋駅で75平米で3,200万円の物件が見つかりました。会社に通いやすく、立地もいい感じでした(スーパーや病院など普段利用する施設が比較的近かった)。内見をして、不動産会社を介して審査も通したのですが、値段(ローン)と間取り(2LDK)を理由にこのマンションは諦めました。あと、子どもは女の子と男の子だったので、将来的に別々の部屋が必要になりそうということもあり、最終的に他の物件を探すことにしました。
– 都内に通勤しやすいエリアとなると、千葉県内の総武線エリアでも物件は結構高いですよね。希望に合う物件は見つかったんですか?
いろいろ物件を探したんですが、最初に挙げた3つの条件に合致する物件はなかなか見つかりませんでした。ローンの都合上、予算を上げることはできませんが、都心からの距離・広さは価格に比例します。通勤距離は僕自身が我慢すればどうにかなるので妥協できても、広さはどうしても妥協できませんでした。そんな中、千葉県の郊外にある土地を親が格安で譲ってくれることになり、ここで注文住宅を建てることにしました。通勤時間はdoor to doorで2時間弱とかなり大変になりますが、注文住宅は予算のカスタマイズもききやすいですし、間取りや広さも自由にできます。また、コロナ前でしたが、会社と相談して自宅で作業できる日を作れるように交渉しました。ちなみにですが、土地から選ぶ場合は駅やバス停、スーパー、コンビニ、病院など、生活に必須となるお店や施設は、近くにあるか必ず調べておくことをおすすめします。個人的にですが、スーパーは近い方がいいと思います。
「コロナで郊外での住宅購入希望が進んでいる」
コロナ禍で住宅購入を希望する方の半数以上が郊外を希望していると言われています。また、2021年1月の時点で、従業員100?299人の66.3%、300人以上の会社は76.5%がテレワークを導入しているという報告もあり、通勤の問題が解消されつつあります。「プライベートを充実させたい」「趣味を持ちたい」「広い家に住みたい」など、理想の生活をおくるための選択肢として、郊外を検討する方も多いようです。
次回「【シリーズ特集】編集部N、家を買う!②(検討編)」
記事についてお気軽に
お問い合わせください。
閲覧履歴からあなたにおすすめの記事です。
-
1000年以上長持ちする屋根建材としての「チタン」
原子番号22 Ti(Titanium)、通称「チタン」。 みなさんは、チタンという素材にどのようなイメージをもっていますか? チタンは実用金属の元素のなかで、鉄、アルミニウム、マグネシウムに次いで4番目に多い鉱物資源です…
-
過酷な自然との闘い〜北海道の屋根の歴史と進化〜
地域によっては冬と夏の気温差が60度にも達し、冬は一日に1メートルも雪が積もる過酷な気象の北海道で、断熱性や気密性を確保するための建材の役割は極めて重要です。 明治時代に開拓使が入植して以降、道外とは異なった進化を遂げて…
-
屋根の用語、いくつ知っていますか? 〜Vol.2〜
前回の記事 屋根の用語、いくつ知っていますか? 〜Vol.1〜 歴史とともに増えていく屋根材に関する用語 瓦や金属など、屋根材を大まかに見分けるのはさほど難しいことではないでしょう。しかし、瓦や金属にはさま…