湿気やカビに悩まされない収納づくりのポイント
収納にはしっかりと湿気対策を
そんなことにしないために、わが家の新築やリフォームのときには、収納の湿気対策をしっかりとしておきましょう。湿気に悩まされない収納づくりのポイントをお知らせします。
北側の収納は要注意
しかし、どうしても間取りの選択が限られる場合は、壁の断熱工事に加え、以下のポイントをいくつか組み合わせるなどして、結露や換気の対策をしっかりと行いましょう。
換気と調湿素材で湿気対策
加えて、収納の壁や天井には調湿効果のある内装材を使いたいですね。その代表的なものには、珪藻土や漆喰がありますが、塗り壁になり左官工事が必要です。この他に、吸湿性のある杉などの無垢の羽目板を貼る方法もありますし、近年は、調湿や防カビ性能を持たせた壁紙や塗り壁のような質感のボードタイプの壁材が登場しています。内装材の種類によって性能や施工法が違ってくるので、工事業者と相談の上、選びましょう。
大きな収納には窓や換気扇を
窓を作る場合、ガラス部分が結露しやすくカビの発生につながるので、ペアガラスにするか断熱フィルムを貼るとよいでしょう。また、窓からの日光による収納物の色あせを防ぐには、ブラインドなどの日よけが必要ですが、断熱と遮光の両方の機能のあるフィルムを貼る方法もあります。
ウォークインをウォークスルーに
以上のポイントを参考に、結露や湿気に負けない収納づくりをしてくださいね。また、湿度の高い日本の住まいでは、家中に風を行き渡らせることが大事です。新築やリフォームのときの工夫に加えて、日ごろから意識して収納にも風を通すようにしましょう。
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