家の中が寒い……すきま風が起こる原因と対策
暖房をつけているのにも関わらず、部屋の中にすきま風が入ってきてしまい、とても寒いという経験をしたことはないでしょうか。すきま風を放置しておくと、部屋が寒くなってしまうだけではなく、部屋を暖めるために使用する光熱費も高くなってしまいます。では、すきま風はなぜ起こってしまうのでしょうか。ここでは、すきま風が入ってきてしまう原因と対策についてご紹介します。
すきま風が起こる原因
すきま風が入ってしまう原因として考えられるのは、家を構築する部材と部材のつなぎ目や合わせ目に隙間ができてしまい、そこから風が入ってくるというパターンです。また、新築物件だとすきま風は起こりにくいものですが、建築してから10年以上経過している場合、窓枠の歪みや建物自体が歪んでしまい、そこからすきま風が入ってしまう可能性もあります。
その他の家の中が冷えてしまう原因
他にも家の中が冷えてしまう原因にはいろいろとありますが、一つは住宅の断熱性能の低さが挙げられます。断熱性能が低い住宅は外の気温の影響を直接受けてしまい、家の中まで寒くなってしまいます。特に建築されてから年月が経った古い家だと、断熱性が低いケースが多く、家の壁や天井に断熱材があまり使用されていないこともあります。また、二重窓ではない通常の窓から外の冷気が伝わってきてしまう場合や一階がガレージなどで空洞になっている場合、遮るものが無いので冷えが伝わってきてしまうなど、さまざまな原因が考えられます。
すきま風がどこからきているか調べる方法
すきま風が入ってきてしまっているというのは分かるものの、どこからすきま風が入っているのか分からない場合がほとんどです。では、どのようにしてすきま風の侵入経路を調べればよいでしょうか。
もっともおすすめなのは線香の煙を使う方法です。風が入ってきている場所の近くにいけば煙の動きに変化があるはずです。同じように、蚊取り線香を使ってもよいでしょう。
冷気を遮断しよう!すきま風対策
すきま風がどこから入ってきているのかを確認することができたら、すきま風対策をしましょう。ここでは、具体的な対策方法についていくつかご紹介します。
・すきま風ストッパーを利用する
ドアの下に隙間ができてしまっている場合には、すきま風ストッパーを使いましょう。すきま風ストッパーとはその名が示す通り、すきま風をストップさせるためのアイテムです。ドアと床の間の隙間をふさぐことですきま風をシャットアウトでき、ドア付近にたまる埃も集めることができます。
・断熱カーテンを設置する
住宅の開口部分は断熱性能がどうしても乏しくなりがちで、窓付近から冷気が伝わってくることが多々あります。そのため、断熱カーテンを設置することで外気をシャットアウトするのも有効な方法です。以前は断熱カーテンの種類があまりありませんでしたが、現在ではさまざまな種類の断熱カーテンが販売されており、色・柄も豊富です。雰囲気を壊さないように、部屋にマッチするものを見つけてみましょう。
・雨戸やシャッターを下ろす
雨戸やシャッターを下ろすというのも、手軽かつ高い効果を得ることができる方法の一つです。先ほどもお話したように、開口部はもっとも外気の影響を受けやすい特徴があります。そのため、開口部である窓の雨戸やシャッターを下ろすだけで、外気の影響を受けにくくなります。ただ、暖かくなるかわりに日中でも太陽の光が入らなくなってしまうというデメリットがあるため、どうしても寒い日だけに行うと良いでしょう。
・二重窓へリフォームする
二重窓、いわゆるペアガラスにすることで開口部の断熱効果を高めることができるでしょう。ペアガラスに変更かつ断熱カーテンを設置すれば、開口部の対策はほぼ完ぺきです。その他、窓のリフォームであれば、ガラスを断熱性の高いガラスに変更することも可能です。二重窓へリフォームをする際には、一度検討してみましょう。
すきま風を放置してしまうと、毎日寒い思いをすることになり、部屋を暖めても効果が低く光熱費も高くなってしまいます。そのため、まずは簡単に始められるものからすきま風対策を試してみると良いでしょう。資金的に余裕があるのならペアガラスへの交換、断熱カーテンの設置なども検討してみてはいかがでしょうか。
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