室内壁のプチリフォームで外国みたいなおしゃれな家に
手軽に室内壁のイメージを変えるには
住宅の内装を構成する要素のうち、室内壁はつねに視界に入り、大きな面積を占める部分です。したがって、壁の色や模様、テクスチャーによってインテリアの印象は大きく変わります。外国の家やおしゃれなカフェでは、壁の色やテクスチャーも凝っていることが多いものです。
壁紙を貼り替えたり、壁の色を塗り替えたりすれば、インテリアのイメージを大きく変えることができますが、こうした室内壁のリフォームには思いのほか費用がかかるものです。とは言え、大がかりなリフォームをしなくても手軽にわが家の室内壁をおしゃれに変身させることも可能です。今回は、プチリフォーム感覚でできる室内壁のイメージチェンジの方法をご提案します。
いろいろな演出法があるアクセントウォール
アクセントウォールをご存じでしょうか? アクセントウォールは、4面ある壁面のうち1面だけの色や模様、テクスチャーを変える手法です。無地の壁で色だけを変える場合はアクセントカラーウォールと言います。部屋の壁全部ではなく1面だけの施工になるので、費用も抑えられます。
アクセントウォールは外国の住宅でよく使われてきた手法ですが、1面だけ色や柄を変えることで、部屋のイメージにメリハリがつきます。
日本の住宅の室内壁は白やベージュなどが多いのですが、その場合、他の3面の壁とは大きく違う色にしたり、思い切って大胆な柄の壁紙にしたりすれば、モダンな印象になります。もしくは、1面の壁だけ無塗装の木の板を貼ってナチュラル感を演出するといった方法もあります。最近はタイルやレンガ調など本物に近いテクスチャーの壁紙もあるので、どのような印象の部屋づくりをしたいかに合わせて選びましょう。
アクセントカラーウォールの場合、色によっては部屋を広く見せることも可能です。青やグリーン系の色にすれば奥行き感が出ますし、オレンジやピンクなら横への広がりを演出できます。
トリムボーダーで壁にアクセントを
トリムボーダーも外国の住宅によく使われています。これは10~20cm前後の幅の帯状の壁紙で、糊なしと糊つき、マスキングテープのように貼ってはがせるタイプがあります。既存の壁の上にも貼ることができるので、糊つきやマスキングテープのタイプを使えば、手軽に壁のアクセントを演出できます。
さまざまな色や柄、幅のサイズがあるので、ベースになる壁の色とのコーディネートを考えて選びましょう。トリムボーダーは腰高くらいの位置に貼ることが多いですが、目を引くアクセントになるので、床近くや天井付近の高い位置など、どこに目線を持っていきたいかを考えて貼る位置を決めてください。
とても手軽なウォールステッカー
より手軽に室内壁のイメージチェンジをするのに、ウォールステッカーを使う方法があります。ウォールステッカーは文字通り、糊つきの壁用シールですが、色や形状デザインのバリエーションが非常に豊富で、インテリアショップや雑貨屋さんなどで購入できます。貼ってはがせるタイプも多いので、DIYによるプチリフォームにも向いています。
ウォールステッカーを貼るときは、時計やカーテンなど壁の上にある他のアイテムとコーディネートを考えて選ぶことが大事です。例えば、ステッカーのモチーフとカーテンの柄を合わせるなどすれば、統一感あるおしゃれな部屋を演出できます。
室内壁のプチリフォームを成功させるには、部屋全体の統一感も大切です。どのような部屋にしたいかテーマを決めた上で、壁をキャンパスに見立てイメージづくりをしてくださいね。
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