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屋根の縦葺きと横葺きの違いって? それぞれの特徴

全国的に採用が伸びてきている金属屋根。建物に合った様々なデザインが楽しめるのが魅力のひとつですが、特に多く採用されている2大デザインは「縦葺き」「横葺き」です。
屋根の外観がストライプ(縦じま)に見えるものが「縦葺き」、ボーダー(横じま)に見えるものが「横葺き」です。デザイン以外に機能面でもそれぞれに特徴があります。
あなたの家にピッタリとあうのはどちらの屋根でしょうか。ここで、詳しく説明していきましょう。

縦葺きとは?


「縦葺き」とは、冒頭に「ストライプ(縦じま)」とたとえたとおり、雨が流れる方向に屋根材を葺いた屋根の形状です。
屋根材同士のつなぎ目が、屋根の頂上部分に当たる“棟”から先端部分の“軒先”に向かって降りています。地域や屋根材メーカーなどによって「立平葺き」「縦平」「縦ハゼ葺き」「竪ハゼ」などと呼ばれることもあります。

縦葺きの特徴

縦葺きのデザイン面の特徴は、そのまっすぐに伸びた縦のラインの美しさです。シンプルな印象に仕上がることから、シンプルモダン系の住宅との相性がよく、外壁とマッチしたシャープな外観が実現します。
また、機能面では、屋根材同士のつなぎ目が縦方向に伸びており、棟から軒先までの間に障害となるものが無いという特徴があります。雨が降っても屋根の上に溜まらずにスムーズに流れ、雨漏りがしにくくなるため、その特性を活かして緩い勾配の屋根を設計することができます。

横葺きとは?


「横葺き」とは、冒頭に「ボーダー(横じま)」とたとえたとおり、地面に対して屋根材を平行に葺いた屋根の形状のことを言います。
また、横葺きは「段葺き」と「平葺き」と呼ばれる2種類に大別されます。屋根材同士のつなぎ目に段差がある「段葺き」は立体的で重厚なイメージに、つなぎ目が薄くフラットな「平葺き」はスッキリと洗練されたイメージに仕上がります。

横葺きの特徴

横葺きはデザインの種類が豊富で、特にフラットな形状の平葺きは曲線などの複雑な形状にも対応しやすいという特徴があります。豊富な素材やカラーバリエーションとの組み合わせで、神社・仏閣から洋風住宅まで、古今東西を問わず、全国各地の様々な建物や住宅で採用されています。

一方、デメリットとして挙げられるのは、緩い勾配の屋根には施工できない点です。
勾配とは、傾きのことです。一般的な縦葺きの場合は0.5寸(5/100)(※)勾配以上であれば施工可能ですが、一般的な横葺きの場合は屋根材が重なる部分にどうしても段差ができてしまうため、3.0寸(30/100)勾配以上でないと施工できません。もしもそれ以下の勾配の屋根に無理やり横葺きで屋根材を設置すれば、雨水が棟から軒先へスムーズに流れずに逆流し、雨漏りの原因となってしまいます。

大きな勾配の屋根は、地上から屋根が見えやすいため、建物全体の外観デザインをアピールしやすい特徴があります。逆に、緩い勾配の屋根は、地上から屋根が見えにくい一方、天井を高くして室内空間を広く確保することができます。

※勾配の表現のしかた
一尺(303mm=10寸)の水平線を引き、そこに直角にのばす線の高さにより傾斜を表します。直角に伸ばす線の高さにより1寸なら1寸勾配、3寸の場合は3寸勾配と呼ばれます。その他に分数勾配でも表せます。ちなみに坂道の道路標識などではパーセント表示がされています。

縦葺きと横葺きは見た目の違いだけでなく、その性能にも大きな違いがあります。一戸建てを新築する場合や、屋根を葺き替える際には、それぞれの特徴を把握し、家全体のデザインや、お住まいの地域の環境など、様々な要素を考慮した上でじっくりと形状を決めましょう。

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