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屋根メンテナンスの目安期間とコストはどれくらい?

メンテナンス

住宅の新築時やリフォーム時に屋根材を選ぶ際、多くの方がまず初めに考えるのは「デザイン性」でしょう。そして、そのデザインを実現するための「価格」を次に検討すると思います。しかし、この「価格」に関しては、初期費用しか把握していない方もいらっしゃるようですが、実は、屋根材の種類によってメンテナンス頻度や修理コストは大きく異なります。数年後に予想外のメンテナンスコストや修理・塗装費用などがかかり「こんなはずじゃなかった…」ということにならないためにも、初期費用とのバランスを考慮しながら屋根材を選ぶことが大切です。今回は、化粧スレート、アスファルトシングル、金属製(ガルバリウム鋼板)、粘土瓦を例に、屋根を葺いてから5?10年目に必要なメンテナンスと費用についてご紹介していきます。
 

屋根点検は5年?10年が目安

屋根のメンテナンスが必要になる時期は屋根材によって異なり、約5年?30年とかなり幅があります。いずれにしても、大がかりなメンテナンスをできる限り先延ばしにし、出費を最小限に抑えるためには、劣化などの問題を早期に発見するための定期点検が不可欠となります。
 
点検にかかる費用は、1回5,000円?15,000円程度。節約のためとはいえ、自力で足場の悪い屋根に上るのは非常に危険です。点検はできるだけ信頼できる専門の業者さんに依頼しましょう。また、問題点がある場合は、写真を撮ってもらい画像で確認することをおすすめします。
 
【化粧スレート】
日本の新築住宅で多く使われている屋根材です。約5年を目安に比較的短期の定期点検をお勧めします。割れやズレ、反りがないかなどをチェックしてもらいましょう。
 
【アスファルトシングル】
アメリカやカナダで普及し、日本でも最近注目され始めた屋根材です。約7?10年を目安に点検をして、素材自体の剥がれや浮きがないか、劣化具合などをチェックしてもらいましょう。
 
≪金属製(ガルバリウム鋼板)・粘土瓦の場合≫
5?10年ではメンテナンスは基本的には不要です。しかし、大型台風や集中豪雨、地震など自然災害が頻発している昨今、耐用年数が長い金属製(ガルバリウム鋼板)や粘土瓦でも、絶対大丈夫とは言い切れません。雨漏りはもちろん、瓦の場合はズレや割れ、鋼板の場合はめくれやサビなどが劣化を促進させるきっかけとなることもあります。ちょっとでも気になったら、点検の依頼を検討してみてください。
 
なお、瓦以外の屋根材は10年目が経過すると棟板金(むねばんきん)を交換する必要が出てくる時期でもあります。棟板金とは、屋根材を留めている金属部分のこと。台風や竜巻など突発性の強風で被害を受けることが多く、「屋根で異音がする」「屋根の上から金属の破片が落ちてきた」などといった異変で被害に気づくケースが多いようです。補修費用は100,000円?300,000円程度かかります。
 

塗装メンテナンスは5?10年毎が目安


塗装の初回メンテナンスサイクルが比較的短いのは、化粧スレートとアスファルトシングルです。一般的には、スレートは5年毎、アスファルトシングルは10年毎とされています。金属製は、5?10年での塗装メンテナンスは不要ですが、10?15年目あたりから色あせが気になり始めます。粘土瓦は塗装のメンテナンスは不要です。
 
塗装に使用される塗料にはウレタン系、シリコン系、ラジカル系、フッ素系など多種あり、それぞれコストや耐用年数が異なります。予算や先々のメンテナンスの手間、屋根材などを考慮し、業者さんに相談して選びましょう。

 

 
では実際に30平米程度の屋根で比較したときに、屋根材それぞれのメンテナンス費用はどれくらいになるか比較してみましょう。
 
【化粧スレート】
点検に5,000円?15,000円。塗装に約250,000円?650,000円程度かかります。塗装にウレタン系の塗料を選択した場合は、翌年に再塗装の時期を迎えるなど、5年目を境に、耐用年数や美観を維持するための維持費がかかり始めます。
 
【アスファルトシングル】
点検に5,000円?15,000円。塗装の年を迎えると250,000円?650,000円と金額にかなりの幅があります。
 
【金属製(ガルバリウム鋼板)】
点検に5,000円?15,000円。シリコン系塗装の350,000円?550,000円がかかります。
 
【粘土瓦】
金具などに異常がない限りメンテナンスのコストはかかりません。
 
このように、屋根材に何を選ぶか、また塗装にどの塗料を選ぶかによって、
メンテナンスの頻度やコストが変わってきます。
 

初期費用と比較すると

メンテナンスのコストのみに焦点を当てると、化粧スレートにはメリットがないかのように誤解されそうですが、初期費用のみに絞れば、化粧スレートの材工価格は粘土瓦の実に2分の1。リーズナブルな屋根材であるという強みは揺るぎません。それぞれの屋根材のメリット・デメリット及び初期費用を比較しやすいよう表にしてみました。

 

屋根材選びでは初期費用だけではなく、メンテナンスコストも考慮して選ぶようにすれば、数年後の出費で後悔することは少なくなります。特に住宅ローンが継続中であったり、ほかに大きな出費が想定されたりする場合は、慎重に検討されることをお勧めします。デザイン性、耐震性、断熱性などとともに、メンテナンスコストも視野に入れて適切な屋根材を選ぶようにしましょう。
 
また、最近注目を集めている屋根材料に「SGL」があります。SGLは金属製(ガルバリウム鋼板)の進化素材で、コストは殆ど同等でありながら、耐食性能が約3倍ある素材です。長期的なコストを抑えたいという方はSGLを検討してみてはいかがでしょうか?

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