外装リフォームのときには防犯のことも考えよう
秋冬は空き巣が増える!?
それは、住宅の防犯。警察によると、秋から冬にかけては「侵入窃盗」つまり空き巣が多くなるのです。その被害に遭わないためには、住宅の外まわりを中心に対策をすることが重要になります。
屋根や外壁など外装リフォームをするなら、あわせて防犯対策をしておきましょう。そのためのポイントをお知らせします。
すべての窓に防犯対策を
まず、基本となるのが、カギを2重にすること。クレセント錠をロック付きのものに替えたり、補助錠をつけたりしましょう。
また、窓ガラスを割れにくくすることも大切です。窓ガラス全面に防犯用のウィンドウフィルムを貼れば、ガラスを強化できます。さらに、窓ガラスそのものを「防犯合わせガラス」に交換する方法もあります。
防犯合わせガラスとは特殊なフィルムを2枚のガラスではさみ、割れにくくしたもの。この合わせガラスに空気層ともう1枚ガラスを加えた「防犯合わせ複層ガラス」もあります。こちらは断熱性も良く、結露対策にもなります。
照明でも防犯対策を
そこで、おすすめなのが、タイマー付きの照明器具です。日が暮れる時間帯に点灯するようタイマーをセットしておけば在宅が装えます。既存の室内照明に使えるタイマー付きスイッチやリモコンもあるので、留守がちなお宅は検討されてはいかがでしょう。
加えて、家の外まわりの庭やアプローチなどの死角になる場所にセンサーライトをつけるのも有効です。
エクステリアにも工夫を
マンションと違い、戸建住宅の防犯は世帯ごとに家のオーナー自身が行うものです。外装リフォームの際に防犯リフォームも行えば効率的ですが、上記の対策の中には手軽に行えるものもあります。とはいえ、有効な対策をするには防犯性能の高い建物部品を使い、しっかりと施工することが欠かせません。
建物部品の防犯性能については、警察庁などの官民合同会議により制定された「CPマーク」が目安になります。施工に関しては、工務店やエクステリア業者などによく相談してください。
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