断熱性にすぐれたガルバリウム鋼板の外壁サイディングって、どんなもの?
外壁のリフォームが必要になったら
一般的な住宅の外壁材にはいくつか種類がありますが、その種類によって断熱性は意外と違ってきます。
どの外壁も耐用年数が過ぎたり、老朽化が激しかったりする場合は取り替えのリフォームが必要になります。外壁は建物の大部分を占めるので、そのリフォーム費用も大きくなりがち。せっかく外壁リフォームをすることになったら、コストパフォーマンスの良い高性能な外壁材を選びたいですね。
そこで、おすすめしたいのが、断熱性に優れたガルバリウム鋼板の外壁サイディングです。
ガルバリウム鋼板のサイディングの断熱構造とは
このうち、窯業系サイディングは塗膜で防水機能を持たせているため、定期的に塗り替える必要があるだけでなく、寒冷地では、凍害によるひび割れのリスクがあります。一方、金属系サイディングは素材自体の高い防水性に加え、接合部の形状を工夫することで、さらに止水性能を高めています。金属系サイディングの素材はガルバリウム鋼板とアルミ製のものがありますが、サビに強く耐久性の高いガルバリウム鋼板製が主流です。
ガルバリウム鋼板のサイディングは芯材に硬質プラスチックフォームの断熱材をはさみこんだサンドイッチ構造。外壁材と断熱材を一体化させたものなので、外壁工事をすることで断熱化の工事も済んでしまいます。
薄く伸ばせる金属の特性を活かした構造であることから、断熱材をプラスしても窯業系サイディングの約6分の1、モルタル壁の50分の1という薄さです。
したがって、ガルバリウム鋼板のサイディングは非常に薄くて軽い外壁材になりますが、窯業系サイディングやモルタル壁よりも高い断熱性を発揮します。
手軽に外断熱の工事が可能
住宅の断熱化の方法には、外断熱と内断熱の2種類があり、建物全体を断熱材で包む外断熱の方が高い効果が得られます。外断熱には、気密性が高く、結露が発生しにくいなどのメリットがあります。一方、従来は、外断熱工事をすれば外壁が厚く重くなるため、敷地スペースがせまくなる、建物の構造に負荷がかかるなどのデメリットがありました。
しかし、このようなデメリットも薄くて軽いガルバリウム鋼板のサイディングなら解消できます。新築時に外壁が薄くて済めば、住スペースを広く取れます。また、その軽さから建物に負荷をかけないため、耐震性能も良く、地震で揺れても脱落や損傷しにくいよう施工されます。
こうしたことから、ガルバリウム鋼板のサイディングは既存の外壁の上から施工する重ね貼りリフォームにも適しています。こちらの方法なら、古い外壁を撤去しなくても良いので、工期だけでなく工事の費用も抑えられます。
快適な暮らしのために、また省エネを考える上でも、断熱性は住宅にとって重要な性能です。新築や外装リフォームの際は、断熱性に加えて耐震性や防水性など、さまざまな機能を兼ね備えたガルバリウム鋼板のサイディングを検討されてはいかがでしょうか。
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