屋根材の塗装の違いで暮らしやすさが変わるって、ホント?
ハイグレードな塗装鋼板とは
鋼板でありながら、サビに強く高い耐久性があり、金属特有の軽さから耐震性にもすぐれた建材です。このような特性のあるガルバリウム鋼板ですが、住宅の屋根材や外壁材としては、多くの場合、塗装されたものを使います。塗装によって鋼板の表面に塗膜をつくることで、よりサビや腐食に対し強くなっているのです。
ガルバリウムの塗装鋼板は塗装の種類によってグレードや性能が異なります。そのため、塗装鋼板を住宅に使用する場合、塗装の違いで暮らしやすさや美観の持続性が違ってきます。また、同じ塗装鋼板でも屋根用と外壁用で少し違った性能を持たせている場合もあります。
今回は、高い耐久性や耐候性に加え、遮熱や耐汚染といった機能を持つ、ハイグレードなガルバリウム鋼板についてお伝えます。
屋根の遮熱ってなに?断熱との違いは?
遮熱は、家の中で快適に過ごすための熱対策ということから、断熱と混同されがちですが、実は異なる機能です。その違いを知っておきましょう。
まず、住宅の断熱は、屋根裏や壁などに断熱材を入れることで内外に伝わる熱の量を減らします。断熱材は熱を吸収し保温効果を持ちますが、表面温度の上昇を抑える効果はありません。
これに対し、太陽光のエネルギーを反射させて熱を発生させにくくするのが遮熱です。つまり、遮熱塗装がされていれば、屋根の表面温度が上がりにくくなり、夏に室内の温度の上昇を抑える効果があります。
ガルバリウムの塗装鋼板には、太陽光に含まれる熱線の約半分を反射させる性能を持つ商品も登場しています。省エネ効果が期待できますね。
外壁にも高機能な塗装鋼板を
ハイグレードな塗装鋼板で住宅の性能アップを
新築の際は、こうした高機能な塗装鋼板をお使いいただければ、いつまでも快適で美しい家が維持できますね。また、リフォームに取り入れれば、住宅の性能アップになります。新築や外装リフォームには、ぜひ高機能なガルバリウムの塗装鋼板をご検討ください。
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