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「在宅時」にも要注意!外装リフォームのときに考えたい今どきの防犯事情

リフォーム

今どきの防犯事情は在宅時がポイント

建物全体で防犯対策をするマンションと違い、戸建住宅では個別の防犯対策が必要です。特に注意したいのが侵入や窃盗犯ですが、近年は防犯意識の高まりからか防犯設備やホームセキュリティを取り入れる住宅が増え、留守中の侵入窃盗、いわゆる「空き巣」が減少傾向にあります。

その一方で、気になるのが在宅時の防犯です。ここ数年間で、「居空き」や「忍び込み」と呼ばれる在宅中の住宅への侵入窃盗犯が増えつつあるのです。

居空き・忍び込みを防ごう

居空きとは住人がいる日中などの生活時間帯に、忍び込みは夜間住人が眠っている間に侵入することを指します。いずれも、侵入犯は住人に気づかれないうちに「作業」をしていきますが、もし、家の中でドロボウにばったり出会ってしまったら・・・と思うと、ゾッとしますね。したがって、住宅の防犯では侵入を防ぐことが何よりも大切です。

今では不在時の防犯対策はしっかりとされているお宅も多いと思いますが、こうしたことから、今後は在宅時の防犯にも気を使う必要があります。外装やエクステリアなど住宅の外回りのリフォームのときには、防犯に役立つ設備や製品を取り入れる良い機会です。そこで、今回はリフォームでできる在宅時の防犯対策をご紹介します。

玄関と窓に防犯のための工夫を

↑雨戸を閉めたままでルーバー部の角度を調整することで採風・採光や目隠し・日射遮蔽・断熱も可能な可動ルーバー雨戸

警視庁の統計によると、居空き、忍び込みの侵入の手段として「無締り」が76%と最も多くなっています。無締りとは、カギをかけていない玄関や窓から家の中に入り込む手口です。つまり、在宅時でも出入り口や窓にはしっかりとカギをかけることが防犯対策の基本といえます。

とはいえ、年中いつでも家中のドアや窓をすべて閉め切って暮らすことは現実的にはむずかしいものです。防犯を意識しながら快適に暮らすには、玄関や窓に工夫する必要があります。そのためには、リフォームで次のような建具を取り入れてはいかがでしょう?

<採風・採光タイプの玄関ドア>
玄関はつねに施錠しておくのが防犯の基本ですが、ドアを開けて家の中に風を通したいときもあります。そんな場合におすすめなのが、採風・採光タイプの玄関ドアです。ドアの1部が割れにくいガラス格子になっていて、この部分を開け閉めすることで、しっかりと施錠したまま風を入れることができます。また、夜間、玄関内部の照明をつけておけば、格子部分から外に光がもれるので、侵入対策になります。

<カギつき網戸>
最近は防犯性の高いカギつきの網戸が登場しています。ネットの部分が丈夫なステンレスワイヤーでできたものや、玄関のドア枠に取り付けられるルーバータイプのものがあります。

<可動ルーバー雨戸>
季節によっては、夜間も窓を開けておきたいこともあります。そんな場合の防犯対策になるのが、可動ルーバー雨戸です。ルーバーを開け閉めすることで風や光を通すことができ、カギもかけられます。

玄関先、庭先にもしっかり対策を

侵入の防止に加えて、玄関先や庭先での自転車などの盗難対策も考えましょう。自転車やオートバイの盗難が最も多く発生する場所が住宅です。これは、敷地内に侵入されていることになりますが、屋外の盗難は在宅時でも気がつきにくく、カギをかけていても持ち去られることがあります。

シャッターつきのガレージなどがなく、屋外に置くしかない場合は地面に固定する駐輪パイプやサイクルラックを設置する方法があります。また、敷地への侵入対策として、夜間は玄関先に玄関灯をつけて明るくしておくことが大事です。通りから見えにくい場所にはセンサーライトを設置するのもよいでしょう。

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