住みながらリフォームは可能? 住みながらでもリフォームできる範囲と注意点
家をリフォームする際、できれば家に住みながらリフォームをしたいと考える人は多いのではないでしょうか。ここでは、家に住みながらリフォームをする方法と、そのメリットやデメリットなどについてご紹介します。
家に住みながらリフォームすることはできる?
結論からお話すると、工事の内容によっては家に住みながらリフォームをすることは可能です。それではどの程度の工事内容や規模だと、家に住みながらリフォームすることができるのかを見ていきましょう。
例えば、トイレやキッチン、バスルームなど部分的なリフォームであれば、リフォーム中に家を空ける必要はありませんので、住みながらリフォームすることが可能です。これらの工事は1~6日程度が工期の目安となります。部分的な工事ですので、一部、日常生活に支障は出るものの、住みながらリフォームをすることは可能でしょう。
一方、キッチンの場所や部屋の向きを変えるなど、間取り変更を伴うような大規模なリフォームの場合は、家を空ける事になる可能性が高くなります。
家に住みながらリフォームをするメリット
家に住みながらリフォームを行うメリットは3点あります。1つは生活環境を変えなくて済むという点です。短期でも家を空ける場合は、日用品の運び出しや仮住まいの確保など、リフォームとは直接関係のない部分で時間を取られることになります。また家族が通勤や通学をしている場合、そのルートや時間が変更になる可能性があります。家に住みながらのリフォームであれば、そういった生活環境を変えるようなことは不要になります。
2つ目のメリットとして、金銭面の負担が挙げられます。家を一旦出るとなると仮住まいが必要になります。ウィークリーやマンスリータイプのマンションでも、工期によってはそれなりの費用が必要となりますし、こうした短期で借りるタイプのマンションは日割り計算してみると通常の賃貸住宅に比べて割高になりがちです。
出費の面から考えると、できる限り家に住みながらリフォームを行うのが良いでしょう。
さらに、工事の様子を確認できるのもメリットと言えます。仮住まいでの生活となると、工事がどのように進んでいるかを把握することができません。住みながら工事をしてもらう場合だと、工事中に家に滞在をしていれば作業の様子などを見ることができます。自宅がどんどんと変わっていく様子を見る楽しさもあるでしょう。
家に住みながらリフォームをするデメリット
デメリットとしては工事に伴う騒音が挙げられます。リフォームでは解体作業が発生する場合もありますので、作業中は大きな音が生じてしまうこともあるでしょう。大きな音が頻繁に発生する場合は、ストレスがかかる可能性が高くなります。
基本的にリフォーム工事をする際には、工事を行う部分以外が汚れないように養生などを行います。養生とはシートを敷いたりテープを貼ることで、作業箇所以外が汚れてしまうのを防ぐ処置のことです。しかし、養生を行ったとしてもほこりを防ぐことは難しいでしょう。ほこりアレルギーを持っている人や、神経質な人には家に住みながらのリフォームは向きません。
家に住みながらリフォームをする際の注意点
それでは、家に住みながらリフォームしてもらう場合には、どのようなことに注意をすればよいでしょうか。まず大事なのが、全体のスケジュールを事前に確認しておくことです。トータルでの工期はどうなっているのか、水周りがいつ使えるようになるのかといったことを事前に確認しておきましょう。
トイレやキッチンといった水周りが使えない間、どのように対処するかという部分も明確にしておく必要があるでしょう。特にトイレに関しては代用ができませんので、仮設トイレなどを設置してもらえるかどうかをリフォーム業者に確認しておく必要があります。ちなみに、リフォーム業者によっては仮住まいの手配などをしてくれるケースもあります。仮住まいについても相談してみましょう。
規模が大きな工事だと必然的に家を空けることになってしまいますが、部分的な工事であれば、家を空けずにリフォームすることができるでしょう。今回ご紹介したメリットやデメリット、注意点などをしっかりと把握したうえでリフォームを検討してみましょう。住みながらリフォームができるのかどうか判断が難しい場合は、専門業者に相談してみるのが良いでしょう。
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