スタイリッシュな住宅の外観作りのために

外観イメージを決めるものとは
そのためには、どのようなことに気をつければよいのでしょう?
家の外観イメージといえば、屋根や外壁といった外装の色やデザインで決まると思いがちですが、それだけではありません。屋根・外壁に加え、外観の印象を大きく左右するものがあります。
それは、建物の外装以外で住宅の外観を形作るエクステリアと呼ばれる部分です。エクステリアには、門扉やフェンスをはじめアプローチ(門から玄関までの部分)、駐車場、庭、植栽(植木)、テラスなどが含まれます。
特にフェンスやテラスなどは案外大きな面積を占めるので、外観イメージに大きく影響しますし、防犯上も大切な部分です。
色と質感のバランスを考える
例えば、周囲の景観と調和しやすいグレー系の屋根にアイボリーの外壁といった無彩色の外装は、門扉・フェンスの材質や色によって表情が変わります。
これに同じく金属製の無彩色の門扉やフェンスをプラスするとクールでモダンなイメージに。一方、自然の木目を活かした木製の門扉やフェンスなら、親しみやすい印象になります。
また、アプローチやフェンスから見える部分に植栽を配置するのかしないのかでもイメージが違ってきます。暮らしに緑を添える植栽や自然素材である木材は圧迫感を与えることなく、ナチュラルなアクセントを兼ねた目隠しとして有効です。
こんな設備の「色」にも注意
給湯器や室外機の色といえば、1色のみのイメージが強いですが、給湯器はオプショナルカラーのものが販売されています。メーカーのカタログを取り寄せて、外壁の色にマッチするものを選べば良いですね。
室外機には色のバリエーションがありませんが、木製のルーバー(目隠し板)を取り付けるのはいかがでしょう。2階のテラスに室外機を置くなら、目隠しのためにテラスの手すりに木の板を貼るのもおしゃれです。
家の外観作りでは、エクステリアや屋外設備などを後付けで考えるのではなく、設計の初期の段階からプランニングに入れることが大切です。
リフォームの場合は、外装とエクステリアのリフォームを同じタイミングで行いたいですね。
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