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屋根と暮らしのスタイルマガジンRoofstyle

【シリーズ特集】編集部N、家を買う!③(設計編)

前回までの記事「【シリーズ特集】編集部N、家を買う!②(検討編)
 

希望は全て通る!予算があれば……

– 設計の段階ではどんな希望を出していたんですか?
具体的なもの、抽象的なもの含めて8つの希望を出しました。
 
1.書斎がほしい
2.おしゃれ感のある半円状の段差があるリビング
3.ハンモックをどこかにつけたい
4.2階に行くために必ずリビングを通る作りに
5.玄関を広くとりたい
6.小上がりを作りたい
7.パントリーを作りたい
8.本棚を作りたい
 
まず、会社から遠くなるので、家でも仕事ができるように書斎を希望しました。せっかく注文住宅で建てるので、おしゃれなリビングとハンモック。子どもが大きくなってもコミュニケーションを取りやすいように、子ども部屋はリビングを通っていく動線に。ベビーカーや自転車などをおいても邪魔にならないように玄関は広くして、キッチンから子どもが遊んでいるのが見やすいように小上がりも希望。あと、パントリーも入れてもらい、夫婦共通の趣味でもある本をたくさん収納できる本棚を備えつけで作れないか相談しました。
 
※最初のころの設計図

 
 
– 8つの希望は全て通ったんですか?
もちろん!……と言いたいところですが、予算が限られているので、いくつか諦めました。リビングは段差をつけず平に。広さ的にハンモックも諦めました。設計に当たっては、家事動線についてはよく考えました。洗濯機置き場と物干しの位置関係や洗面所、トイレ、お風呂の距離、キッチンとパントリーの場所など、毎日使う場所は特に熟考しました。実際に住んでみないとわからないことも多いんですが、入念にチェックしておいてよかったです。もしこれから家を建てようと検討している方は、毎日使う場所の動線はじっくりと考えた方がいいと思います。あと、収納はできる限り広めにしてもらった方がいいです。住んでいくと物が多くなっていくので、収納が少ないと困る可能性が高いです。ちなみにですが…もっとこうしておけばよかったという箇所はいくつもあります(笑)。
 
※その後の設計図

 
「希望は初めに伝えておくのが○ 希望は具体例と一緒に」
設計担当も交えた最初の打ち合わせまでには、希望を書き出して伝える準備をしておきましょう。後から思いついて入れ込もうとしても、バランスが悪くなったり、一から設計をし直したりして時間が無駄になってしまいます。また、段階によっては追加で費用がかかってしまう場合もあります。満点の間取りというものは存在しませんが、想像力をフルに働かせて、正確に伝えれば後悔の少ない設計図に仕上げてもらえるはずです。

 

銀行で予算分融資してもらえない!

– 設計が完成すると、家を建て始めるんですか?
おおよその設計図が完成した段階で、ローンを組むために銀行を回り始めました。一般的にはハウスメーカーや工務店が紹介してくるそうなので、これはそれほど大変ではないです。実際にマンションを探していたときは、年収などを伝えただけで、すぐにローンの金額や年数、審査について教えてくれました。私の場合は諸事情があり、自分で銀行を探すことになりました。まず、地方銀行に直接行きました。設計図などの資料と一緒に、勤め先や年収などの情報を提示して、査定をお願いするのですが、35年ローンで希望の金額(2,500〜3,000万円)は出してもらえませんでした。希望の金額を出そうとすると、返済が短い期間になり、月々の支払い金額が上がってしまいます。担当には、当行だとお客様が希望している融資はおそらく難しいと説明を受けました。一瞬、ここまで来て家が建てられないかも知れないと、目の前が真っ暗になりました。
 

– 銀行がダメということは、ローンが組めないということですか?
地方銀行の担当にはかなりシビアなことも言われたのですが、良いアドバイスももらえました。信用金庫や信用組合は希望の金額を出してもらえるかもしれないということでした。ビクビクしながらも信用金庫に行くと、不安だった審査もスムーズに通り、希望した2,800万円を35年ローン(変動金利)で融資してもらえることになりました。メガバンク、地方銀行がダメな時は、信用金庫という選択があることを初めて知りました。
 
「ローンの選択肢はさまざま。長期的なものだから検討は慎重に」
住宅ローンはメガバンクや都市銀行、信用金庫や信用組合などで提供されています。ハウスメーカーや工務店などが仲介に入らない場合も、勤務先で提携銀行の窓口を紹介してもらえる場合もあります。また、近年はローン金額によってはネット銀行で条件の良い融資を受けられる場合もあります。広く調べて一番良い条件で受けられる銀行を探しましょう。

 

ショールームも必ず見学する!

– 内装や設備はどうやって決めたんですか?
内装とか細かい設備などを決めるのが思った以上に大変だったんです。バスやトイレはもちろん、部屋のドアひとつに、それぞれの部屋の壁紙まで決めないといけません。特にお風呂やキッチンは、それぞれのメーカーで良い部分が違っていたので、めちゃくちゃ迷いました。後悔したくないので、ショールームを回ったり、さまざまなメーカーのカタログなどを見て、気に入ったものを探しました。型番をメモしたり、写真を撮っておくと、希望を伝えるときにスムーズに進みやすいです。予算が限られていたので、1階のトイレは使用頻度なども考えTOTOのグレードの高いもの、2階は使用頻度があまり高くないと考え、同メーカーで安価なものにしました。頭の中にイメージはあるけど、うまく伝えられないというときは、それに近いデザインが掲載されているウェブサイトや画像のURLを探しておくと、希望をうまく伝えることができるかも知れません。
 
– 特に迷ったものはありましたか?
屋根は結構迷いました。形から選んでほしいと言われて…。切妻や寄棟などの種類があるのも知らなかったですし、屋根材のことも全く知らなかったです。屋根の形はなんとなく切妻にしました。屋根材はスレート系、金属系などもありましたが、両親のすすめもあって瓦にしました。他の屋根材よりも高かったのですが、60年もつということで決めました。壁材はメンテナンスコストを考えてガルバリウム鋼板にしました。壁材のデザインや色は、サンプルを眺めたり、散歩しながら近くの家を見て回ったりして参考にしました。屋根材も壁材も基本的に建てた後にメンテナンスコストがあまりかからないものを選びました。壁紙は小さなサンプルから選ばないといけないので、イメージするのが難しかったです。知人、友人の家を見させてもらったり、予算内で良さそうなものをいくつか出してもらって、選ぶのもありだと思います。実際に私の場合は、工務店にいくつかピックアップしてもらって、そこから選びました。わからない場合は、こういったやり方もありだと思います。設計士の方や工務店の人にどんどん質問していきましょう。
 
「水回りのサイズは設計時に決めておく!」
通常設備の選定は設計が終わってからですが、サイズの変更はできない場合があります。ショールームで広いバスタブが気に入ったとしても、ユニットバスのサイズを1坪から1.5坪に変えることができなかったり、海外製の大きなキッチンにしたくても、日本製を念頭にした設計になっていると入れることができなかったりします。特殊なサイズや海外製を考えている場合は、設計時に相談した方がいいかもしれません。

 
家を買うにあたって、検索の条件や戸建てかマンションかの選択、施工会社の選定、ローンの組み方、建材、部材選びなど様々な選択があることが分かったかと思います。希望条件と現実をすり合わせながら、我が家を模索していく過程で家族の絆もより深まるかも知れません。今回は設計完成までですが、次回以降、建築にあたって知っておくと良いポイントなど、続報もお伝えできればと思います。
 
※次回・第4回は2021年7月末の公開を予定しています。

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